液晶パネル主要企業
液晶パネルのしくみはこちらから
●ガラス基板
米コーニング、旭硝子、日本電気硝子、NHテクノガラス
●カラーフィルター
凸版印刷、大日本印刷、住友化学
●液晶
独メルク、チッソ、大日本インキ化学工業
●偏光板
日東電工、住友化学、力持光電、LGケミカル
●バックライト
ハリソン東芝ライティング、サンケン電気、スタンレー電気、NECライティング
●フォトマスク
HOYA、エスケーエレクトロニクス
バックライトとは
液晶分子は自ら発光しないため、光源を用いる必要がある
面光源を使用し画面全体にムラなく均一に光を当てるものである
明るい画面にするため、単純にバックライトの輝度をあげるだけではムラなどが発生することもあり、拡散フィルムや反射フィルムを用い光を均一に供給するのが一般的である
またバックライトは、エッジライト方式と直下式方式に分けられる
輝度とは
液晶パネルのバックライトの明るさや光透過率によって変化する
数値が高ければ画面が明るくなるが、同時に黒い部分も明るくなるため適度な調整が必要となる
パソコン用液晶モニターだと最大高度250〜300cd/m2(カンデラ)ぐらいで十分である。
ドット抜けとは
ドット抜けとは、画素の中に正常に動作しないものが画面上に点のように見えるものである
製造工程における異物混入等がドット抜けの原因であり、カラーフィルターのRGBでは常に点灯(消灯)するというような不具合が発生する
生産ラインにおいて、異物を100%無くすことは不可能に近く、数カ所のドット抜けはメーカー保証外にしているところもあり、初期不良などの交換には応じないのも多くある
液晶とは
形は棒状の形状をしていて、径0.4ナノメートル、長さ2ナノメートルの非常に小さなものである
液晶自体は発光しないため、バックライトが光源として使用されている
液晶ディスプレイに使われている液晶材料は、数種の液晶を混合させ最適な特性を得られるよう日々改良されている。
代表的なタイプはネマティック液晶であり、低電圧で使用できる。
液晶の歴史では、1888年にオーストリアの植物学者ライニツァーによって発見され、
1973年シャープにより世界初の液晶電卓が発売。
液晶テレビでは、1995年にシャープが民生用として初の液晶テレビを発売している

アンチグレアと光沢液晶
アンチグレアとは、別名ノングレアとも言われ、画面に微細な凹凸をつけ外光などを拡散させ、映り込みを緩和させるために使われるものである
反対に
光沢液晶(ツルツル液晶)とは、この映り込み防止のための凹凸処理を施していないものである
アンチグレア処理を施す事によって、映り込みは低減されるが、画面が白みがかってしまう問題があり
一方光沢液晶では、画面の凹凸を作らずフィルムコート等を行うことにより、若干の映り込みはあるが(最近では、この映り込みも解消されつつあるが)、アンチグレアより色鮮やかな発色を実現することができる
映り込み防止のアンチグレア、色鮮やかな光沢液晶
店頭ではこの2種類の液晶が並んでいる
VA方式とIPS方式
液晶パネルには、VA方式(シャープ、ソニー)とIPS方式(松下、東芝、日立)があり、この二つは液晶の配置方法が異なっています
VAとは、液晶の垂直配向を意味しており、ガラス基板に対して液晶が垂直に立って光を遮断している、
IPSでは、横電界を意味しており、液晶をガラス基板に対して平行に配置して光を制御している
この配置方式の違いから、
VAでは高コントラスト、IPSでは高視野角というそれぞれの強みを持っている
VAは現在、シャープやソニーによって採用されている方式でもあることから、液晶テレビ販売店に置かれている80%以上はこのVA方式であると言われている
しかし、IPS側でも「IPSαパネル」という高性能のパネルを開発したことからIPS最新パネルニーズが高まってきているのも目立つ
IPSαパネルは日立、松下、東芝の合弁事業であるIPSアルファテクノロジで作られている
IPSアルファテクノロジ
日立、松下、東芝の合弁事業であり2005年に千葉県茂原市に液晶パネル製造工場を建設
2007年度下期には約500万台まで拡大予定であり、現在第6世代生産ラインにて37型液晶パネルを製造している。
注記:シャープで採用されているSV方式、ASV方式とはVA方式の応用型である
THX認証プログラムとは
THX認証を取得することは、ハリウッドのプロがスタジオ内で見るものとほぼ同じ環境を,家庭内で実現できることを保証することとTHX社は述べている
映画館の認証プログラムから始まり、現在では映像、音響、ゲームなど様々な認証プログラムの種類がある。
ディスプレイにおいて、THX認証プログラム(正式にはTHX Certified Display)を取得することで、一つの品質基準になり「THX」のロゴを掲げる事が出来る
認証における詳細などは明かされていないが、各種仕様(コントラストや応答速度等)の条件をクリアする必要がある
2007年9月にはシャープより液晶テレビ世界初のTHX認証プログラムを取得したものを売り出していく模様である。
リビングコントラスト
JISにおいて、団らん、娯楽時の照明基準が150〜300ルクスとなっており、このリビングコントラストも標準的な200ルクスの環境下での測定値である。
よって通常のコントラスト比より、実環境に近い値と考えられる
2007年7月現在シャープのアクオスにおいて900:1のリビングコントラストを実現している。
コントラスト比とは
コントラスト比とは
コントラスト比とは、液晶ディスプレイに黒と白を表示させた時の比率である。
白を表示した時の輝度が1000、黒を表示した時の輝度が1ならコントラスト比は1000:1となる。
このコントラスト比が高ければ高いほど、明暗の差がある画像や鮮やかな画像を映し出す事が出来る
これは暗室で画面正面からの測定値であるのに対し、一般家庭においては照明等による光の影響や画面を見る角度などによりスペック通りの結果が得られないこともある
コントラスト比だけで、液晶ディスプレイの性能を図る事はできないが、一つの判断基準であることには変わりない
2007年7月現在シャープのアクオスにおいては、2000:1のコントラストを実現している。
リビングコントラストとは
応答速度
基本的にこの時間が早いほど次の映像に移る時間が短くなってくるので、早い動きの映像にも画面がぼやけることなく見る事ができます。
単位がms(1/1000秒)で数値が低い方が良いですが、各メーカー測定基準が定まっておらず
又、黒白の応答だけでなくグレーなどの中間色への応答時間なども考慮に入れなければなりません(カタログスペックの応答時間は主に黒→白→黒)
単純に応答速度の数値が低い方が動きのある映像を見る時の残像問題にも有利なのですが、それに加え液晶パネルでの残像対策回路の有無や性能も重要になってきます
現状では、応答速度をカタログスペックだけで性能を測る事は困難だと思われます。
NTSC比とは
NTSCとは、アメリカのアナログテレビジョン方式の規格であり、日本や台湾など多くの国でも採用されているものであり、
水平方向の走査線525本、周波数60Hzなどと詳細が決められている
ディスプレーにおけるNTSC比とは、CIE(国際照明委員会)が定めた1976UCS色度図により、NTSC方式で再現できる色の範囲を100%とした場合にカバーできる色再現範囲の比率のことである。
1976UCS色度図にてRGBが作り出す三角形の面積比率のことであり、NTSC比の数値が高いほど色再現性に優れている
以下参照サイト
'NTSC比とは'



